都道府県別のIQランキング、1位はどこだと思いますか? 東京、大阪、京都あたりを思い浮かべた人が多いかもしれません。当サイトのIQテストの実受験データから独自に都道府県別の集計を行ったところ、1位に来たのは、そのどれでもない県でした。
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都道府県別IQランキング、上位を発表
3位は宮城県、2位は神奈川県でした。
そして1位は奈良県でした。東京・大阪はおろか、トップ10にすら意外な顔ぶれが並びます。
| 順位 | 都道府県 | 平均スコア |
|---|
| 1 | 奈良県 | 106.0 |
| 2 | 神奈川県 | 104.1 |
| 3 | 宮城県 | 103.9 |
| 4 | 熊本県 | 103.7 |
| 5 | 岡山県 | 103.4 |
| 6 | 新潟県 | 103.4 |
| 7 | 京都府 | 102.8 |
| 8 | 埼玉県 | 102.5 |
| 9 | 滋賀県 | 101.3 |
| 10 | 福岡県 | 101.3 |
東京都はトップ10圏外でした。「一番賢い都道府県」というと東京や大阪を思い浮かべがちですが、実データでは違う結果になりました。
正直な感想を言うと、1位が奈良県というのは意外でありつつ、少し納得もしています。奈良には東大寺学園や西大和学園といった全国的に名の知れた進学校があり、教育熱心な土地柄という印象があります。2位の京都府も、平安時代から続く学問の中心地であり、京都大学をはじめとする大学の集積地でもあります。3位の宮城県も、仙台は「学都仙台」と呼ばれ東北大学がある学術都市です。もちろんこれは統計的な因果関係を証明するものではなく、あくまで個人的な印象ですが、上位県を見ていると「なるほど」と思わされる部分がありました。
地方ブロックで見ても、実は東京・大阪じゃない
47都道府県だけでなく、8地方ブロック単位でも見てみました。
| 地方 | 平均スコア |
|---|
| 東北 | 103.6 |
| 九州・沖縄 | 101.1 |
| 関東 | 100.8 |
| 中部 | 99.2 |
| 中国 | 99.2 |
| 近畿 | 98.7 |
| 四国 | 96.6 |
| 北海道 | 96.4 |
地方ブロックで見ても、1位は東京を含む関東ではなく東北でした。都道府県別・地方ブロック別のどちらで見ても、東京・大阪が最上位に来る結果にはなりませんでした。
いくつか気になった点を掘り下げてみます。
東北と北海道、隣接している割に差が大きい。 東北(103.6)と北海道(96.4)は地理的には近いブロック同士ですが、スコアには開きがあります。念のため統計的な検定(t検定)にかけてみたところ、この差は単なる誤差では説明しにくい水準でした(t値2.74、目安として1.96を超えると「偶然とは考えにくい」水準)。件数がまだ多くはないため断定はできませんが、単なるブレとは言い切れなさそうです。
なぜ東北が上位なのかは、このデータだけでは分かりません。ただ、「寒冷な気候の地域ほど知能が高くなりやすい」という仮説自体は、心理学者リチャード・リン氏が1980年代に提唱した「寒冷気候説」として実際に存在します。厳しい冬を乗り切るために計画性や資源管理の能力が求められ、それが認知能力を選択的に高めた、という考え方です。ただしこの説には反証も多く、例えば北極圏の民族のIQは理論が予測するほど高くないという指摘もあり、学術的にも賛否が分かれています。東北が上位という今回の結果とこの説を直接結びつけるのは早計ですが、「寒冷地とIQ」という切り口自体は昔からある議論だという点は付け加えておきます。
近畿は奈良・京都が上位なのに、ブロック平均は98.7と低め。 一見矛盾しているようですが、理由は内訳にあります。近畿ブロックの受験者のうち、約6割が大阪府です。大阪府単体の平均は近畿の中では低めで、この大阪府の重みが近畿ブロック全体の平均を押し下げています。奈良・京都が個別に見ると強いのに、近畿という括りにすると見えなくなるのは、こういう理由です。地方ブロック単位よりも都道府県単位の方が、実態に近い差が出るということでもあります。
九州・沖縄が全国平均より高い、四国が低い、という点については、正直に言うと東北・北海道の差ほど確信を持てる材料ではありませんでした。九州・沖縄と四国の差を検定にかけると、統計的にはっきり「差がある」とまでは言えない水準(t値1.09)です。四国は件数もまだ少なく、今後データが増えると数字が動く可能性があります。
おまけ:回答スタイルで見る都道府県
正答率だけでなく、1問あたりの平均回答時間も都道府県別に集計してみました。
| 傾向 | 都道府県 | 平均回答時間/問 | 平均スコア |
|---|
| 最もじっくり | 北海道 | 22.8秒 | 96.4 |
| 鹿児島県 | 17.1秒 | 96.6 |
| 埼玉県 | 16.9秒 | 102.5 |
| (中間・省略) | ― | ― | ― |
| 長野県 | 12.9秒 | 100.9 |
| 最も早め | 滋賀県 | 12.9秒 | 101.3 |
意外なのは、最もじっくり考えていた北海道は、スコアがそれほど高くないことです(22.8秒/問でスコア96.4)。むしろ滋賀県や長野県のように、平均よりやや短めのペースの県の方が高スコアでした。じっくり考えれば考えるほど良い、というわけではなさそうです。
なお、平均回答時間には離脱や中断(他のことをしながら受験した等)も含まれている可能性があり、純粋な「思考の慎重さ」だけを表しているわけではない点はご留意ください。
この結果について
今回のランキングは、当サイトのIQテスト受験データを都道府県・地方ブロック単位で集計したものです。受験者は自主的にテストを受けに来た層であり、日本人全体の代表サンプルではありません。掲載スコアは全国平均が100になるよう補正した数値で、都道府県ごとの受験者数には差があるため、順位は今後のデータ蓄積によって変動する可能性があります。
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このデータの引用について
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集計・執筆: Jason Tanaka(IQテスト運営)。本記事のデータは受験者を特定できない形で集計しています。次回更新時期は未定ですが、データが積み上がり次第、都道府県別の精度を上げていきます。