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WAIS検査とは?費用・受け方・結果の見方を徹底解説【2026年版】

WAIS検査とは?費用・受け方・結果の見方を徹底解説【2026年版】
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「WAIS検査ってどんな検査?」「費用はいくら?」「どこで受けられるの?」

WAIS(Wechsler Adult Intelligence Scale)は、世界で最も広く使用されている成人向け知能検査です。発達障害の診断や、自分のIQを正確に知りたい方が受ける検査として知られています。

この記事では、WAIS検査の内容、受け方、費用、結果の見方まで、詳しく解説します。


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WAISとは

WAISとは

概要

WAIS(ウェクスラー成人知能検査)は、アメリカの心理学者デイヴィッド・ウェクスラーが開発した知能検査です。

項目内容
正式名称Wechsler Adult Intelligence Scale
最新版WAIS-IV(日本版:2018年〜)
対象年齢16歳〜90歳11ヶ月
開発者デイヴィッド・ウェクスラー
初版1939年(当時はWechsler-Bellevue)

特徴

  • 世界標準の知能検査
  • 心理士が対面で実施
  • 4つの指標から多面的に知能を測定
  • 発達障害の診断に広く使用

WAIS検査の種類

WAIS検査の種類

年齢別のウェクスラー式検査

検査名対象年齢最新版
WPPSI2歳6ヶ月〜7歳3ヶ月WPPSI-III
WISC5歳〜16歳11ヶ月WISC-V
WAIS16歳〜90歳11ヶ月WAIS-IV

16歳以上の成人にはWAIS、子供にはWISCが使用されます。

WAIS-IVとWAIS-III

日本では2018年からWAIS-IVが使用されています。

項目WAIS-IIIWAIS-IV
発売年2006年2018年
指標4つ4つ(構成変更)
下位検査14種類15種類
特徴旧版最新・より正確

WAIS-IVで測定する4つの指標

WAIS-IVで測定する4つの指標

WAIS-IVでは、以下の4つの指標を測定します。

1. 言語理解(VCI)

言葉を使った思考力を測定します。

下位検査内容
類似2つの単語の共通点を答える
単語単語の意味を説明する
知識一般的な知識に関する質問

2. 知覚推理(PRI)

視覚的な情報を分析・推理する力を測定します。

下位検査内容
積木模様積木でパターンを再現
行列推理パターンの法則を見つける
パズル図形を完成させる

3. ワーキングメモリ(WMI)

情報を一時的に保持し処理する力を測定します。

下位検査内容
数唱数字を聞いて繰り返す
算数暗算で問題を解く
語音整列数字と文字を順番に並べる

関連記事ワーキングメモリを鍛える方法|脳トレ・習慣・食事で認知能力を向上

4. 処理速度(PSI)

情報を素早く正確に処理する力を測定します。

下位検査内容
符号記号を素早く書き写す
記号探し特定の記号を探す
抹消対象を素早く消す

WAIS検査の流れ

WAIS検査の流れ

検査前

  1. 予約:病院・クリニックに予約
  2. 問診:検査の目的や既往歴を確認
  3. 説明:検査内容の説明を受ける

検査当日

  1. 所要時間:約2〜3時間
  2. 形式:心理士と1対1の対面
  3. 内容:質問、作業、パズルなど多様な課題
  4. 休憩:疲労を考慮して途中休憩あり

検査後

  1. 採点:心理士が採点・分析(約1〜2週間)
  2. 結果説明:後日、結果のフィードバック
  3. 報告書:文書での結果報告

WAIS検査の費用

WAIS検査の費用

費用の目安

項目費用
検査料10,000〜30,000円
結果報告・解説5,000〜10,000円(込みの場合も)
合計15,000〜40,000円

保険適用について

ケース保険適用
発達障害の診断目的適用される場合あり
自己理解・興味目的適用なし(自費)
精神科通院中医師の判断による

注意:保険適用の可否は医療機関によって異なります。事前に確認しましょう。


WAIS検査を受けられる場所

WAIS検査を受けられる場所

1. 精神科・心療内科

最も一般的な受検場所です。

  • メリット:保険適用の可能性
  • デメリット:予約が取りにくい場合も

2. 発達障害専門クリニック

発達障害の診断に特化した医療機関です。

  • メリット:専門的な解釈
  • デメリット:予約待ちが長い

3. 大学病院

大規模な医療機関でも受検可能です。

  • メリット:信頼性が高い
  • デメリット:紹介状が必要な場合も

4. 民間の心理相談機関

カウンセリングルームなどでも実施している場合があります。

  • メリット:予約が取りやすい
  • デメリット:自費(保険適用なし)

予約のポイント

  • 人気の医療機関は1〜3ヶ月待ち
  • 「WAIS検査」または「知能検査」で問い合わせ
  • 費用・所要時間を事前に確認

WAIS検査の結果の見方

WAIS検査の結果の見方

全検査IQ(FSIQ)

4つの指標を総合した全体的なIQスコアです。

スコア分類
130以上非常に高い
120〜129高い
110〜119平均の上
90〜109平均
80〜89平均の下
70〜79境界域
69以下非常に低い

4つの指標スコア

指標略称測定内容
言語理解VCI言葉を使った思考
知覚推理PRI視覚的推理
ワーキングメモリWMI情報の一時保持・処理
処理速度PSI素早い情報処理

プロファイルの見方

重要なのは指標間のバランス(ディスクレパンシー)です。

パターン意味
4指標が均等認知能力のバランスが良い
VCI > PRI言語優位タイプ
PRI > VCI視覚優位タイプ
指標差が大きい発達の凸凹の可能性

例:VCI 130、PRI 90 のように差が大きい場合、発達障害の可能性が検討されます。


WAIS検査と発達障害

WAIS検査と発達障害

発達障害の診断でのWAIS

WAISは発達障害(ADHD、ASD、学習障害など)の診断において重要な役割を果たします。

発達障害WAISで見られる傾向(一例)
ADHDワーキングメモリ・処理速度が低め
ASD言語理解と知覚推理の差
学習障害特定の下位検査で低スコア

注意:WAISだけで発達障害は診断されません。問診、行動観察、生育歴なども総合的に判断されます。

「2E」(Twice Exceptional)

高IQ かつ 発達障害を持つ人を「2E」と呼びます。

  • 全検査IQは高い(130以上など)
  • しかし指標間の差が大きい
  • 知能の高さが発達特性をカバーしていることも

WAIS検査を受ける前の準備

WAIS検査を受ける前の準備

体調を整える

  • 十分な睡眠を取る
  • 検査前のアルコールは避ける
  • 体調不良の場合は延期を検討

当日の心構え

  • 正解・不正解を気にしすぎない
  • 自分のペースで回答する
  • 分からない問題は「分かりません」でOK
  • リラックスして臨む

持ち物

  • 保険証(保険適用の場合)
  • 紹介状(必要な場合)
  • メモ用紙・筆記用具(希望があれば結果メモ用)

WAISの限界と注意点

WAISの限界と注意点

WAISでは測れないもの

能力説明
創造性新しいアイデアを生み出す力
EQ感情を理解・コントロールする力
実践的知性日常生活での問題解決力
社会的知性人間関係を構築する力

注意点

  • 結果に一喜一憂しない
  • IQは人間の価値を決めるものではない
  • 結果はその日の状態にも影響される
  • 同じテストを短期間で再受検すると練習効果がある

まとめ

WAISとは

  • 16歳以上の成人向け知能検査
  • 4つの指標(言語理解、知覚推理、ワーキングメモリ、処理速度)を測定
  • 世界で最も広く使われている

受け方

  • 精神科、心療内科、大学病院などで受検
  • 費用:15,000〜40,000円(保険適用外の場合)
  • 所要時間:約2〜3時間

結果の見方

  • 全検査IQと4指標のスコア
  • 指標間のバランス(ディスクレパンシー)が重要
  • 発達障害の診断材料にもなる

まずは気軽にオンラインIQテストで傾向を確認し、必要に応じてWAIS検査を検討してみましょう。

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よくある質問

Q: WAIS検査は何回受けられますか?

A: 制限はありませんが、1年以内の再受検は練習効果が出るため避けることが推奨されます。

Q: 結果は教えてもらえますか?

A: 基本的に結果のフィードバックがあります。ただし、詳細なスコアを教えない方針の医療機関もあります。

Q: 自分でWAISを購入できますか?

A: WAISは有資格者のみが購入・実施できる検査です。一般の方は購入できません。

Q: オンラインでWAISを受けられますか?

A: いいえ。WAISは対面での実施が必須です。オンラインで受けられるのは簡易版のIQテストです。


最終更新日:2026年1月27日

IQテスト編集チーム
Editorial Board
IQテスト編集チーム

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