WAISの問題例と下位検査一覧|15項目で測る力
「WAISってどんな問題が出るの?」「積木模様とか符号って、具体的に何をするの?」——受ける前に中身を知っておきたい、という方は多いはずです。
WAIS-IVは、4つの指標に分かれた全15の下位検査で構成されています。積木模様・行列推理・数唱・符号・類似など、それぞれが違う力を測ります。この記事では、各下位検査がどんな課題で、何を測っているのかを一覧で紹介します。なお、実際の問題そのものは、検査の信頼性を守るために公開されていません。ここでは課題の「タイプ」をお伝えします。
WAIS-IVの下位検査の構成
WAIS-IVは、10の基本検査と5の補助検査、あわせて15の下位検査からなります。基本検査のスコアから、全検査IQと4つの指標が算出されます。
| 指標 | 下位検査(基本+補助) |
|---|---|
| 言語理解(VCI) | 類似・単語・知識(+理解) |
| 知覚推理(PRI) | 積木模様・行列推理・パズル(+バランス・絵の完成) |
| ワーキングメモリ(WMI) | 数唱・算数(+語音整列) |
| 処理速度(PSI) | 記号探し・符号(+絵の抹消) |
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言語理解(VCI)の下位検査
言葉を使って考える力を測るグループです。
| 下位検査 | 課題のタイプ |
|---|---|
| 類似 | 2つの言葉が「どう似ているか」を答える |
| 単語 | 示された言葉の意味を説明する |
| 知識 | 一般的な知識に関する質問に答える |
| 理解(補助) | 社会的なルールや状況の理由を説明する |
知覚推理(PRI)の下位検査
言葉を使わず、目で見て考える力を測るグループです。
| 下位検査 | 課題のタイプ |
|---|---|
| 積木模様 | 色分けされた積木で、見本と同じ模様を作る |
| 行列推理 | 図形の並びの規則を見つけ、空欄に入る図を選ぶ |
| パズル | 完成図に合うパーツの組み合わせを選ぶ |
| バランス(補助) | 天秤がつり合うように重さを推理する |
| 絵の完成(補助) | 絵の中で欠けている部分を指摘する |
積木模様は、非言語の知能を測るコース立方体組み合わせテストとよく似た課題です。
ワーキングメモリ(WMI)の下位検査
情報を一時的に覚えて操作する力を測るグループです。
| 下位検査 | 課題のタイプ |
|---|---|
| 数唱 | 読み上げられた数字を、順番どおり/逆順に言う |
| 算数 | 口頭で出される計算問題を暗算で解く |
| 語音整列(補助) | 数字と文字の並びを、決めた順に並べ替える |
処理速度(PSI)の下位検査
単純な作業を、素早く正確にこなす力を測るグループです。
| 下位検査 | 課題のタイプ |
|---|---|
| 記号探し | 見本の記号が、並んだ記号の中にあるかを探す |
| 符号 | 数字に対応する記号を、見本を見ながら書き写す |
| 絵の抹消(補助) | 並んだ絵の中から、指定した絵に印をつける |
実際の問題が公開されていない理由
「例題を見て練習したい」と思うかもしれませんが、WAISの実際の問題は一般には公開されていません。もし問題が出回ってしまうと、事前に練習した人のスコアが不当に上がり、検査の信頼性が崩れてしまうからです。ネットで「WAISの問題」として出てくるものは、本物ではなく、あくまで似せたイメージだと考えてください。
「どんな感じの問題か、雰囲気だけでも体験したい」なら、統計基準にもとづくオンラインのIQテストで、図形や数列の問題に触れてみるのが手軽です。
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まとめ
- WAIS-IVは、10の基本検査+5の補助検査=全15項目で構成され、4つの指標と全検査IQを算出する。
- 言語理解(類似・単語・知識ほか)、知覚推理(積木模様・行列推理・パズルほか)、ワーキングメモリ(数唱・算数ほか)、処理速度(記号探し・符号ほか)に分かれる。
- 積木模様は、コース立方体組み合わせテストと似た非言語の課題。
- 実際の問題は非公開。検査の信頼性を守るためで、ネット上の「WAISの問題」は本物ではない。
よくある質問
Q: WAISではどんな問題が出ますか?
A: 4つの指標に分かれた15の下位検査があり、それぞれ課題が異なります。 積木で模様を作る、図形の規則を答える、数字を覚えて言う、記号を書き写すなど、言語・非言語の幅広い課題が出ます。
Q: 積木模様とはどんな課題ですか?
A: 色分けされた積木を使って、見本と同じ模様を作る課題です。 目で見て構成する力(知覚推理)を測り、コース立方体組み合わせテストと似ています。
Q: WAISの問題例は見られますか?
A: 実際の問題は公開されていません。 事前練習で検査の信頼性が損なわれるためです。ネット上の「問題例」は本物ではなく、似せたイメージです。
Q: 下位検査は全部でいくつありますか?
A: 基本検査10+補助検査5の、全15項目です。 基本検査のスコアから全検査IQと4つの指標が算出されます。
参考文献
- 日本文化科学社 — WAIS知能検査
- American Psychological Association — Testing and assessment
- American Psychological Association — Intelligence
最終更新日:2026年7月13日
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